2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

その396

可能性とは何か。起こっていないが起こるかもしれないことだとしたとき、起こるかもしれないことのうちにいずれかが起こるとしたとき、起こらなかったことはその時点でその可能性を失ったと考えるべきなのは、起こるかもしれなかったことのその時点において…

その395

限界とは何か。永遠に越えられない何かがいますぐにでも足元にあるのだろうか。越えられてしまう限界は限界ではない。これは永遠について考えたのちに答えなければならない。永遠とは何か。翻って、完全なる無とは永遠ではないか。永遠に実在することのない…

その394

言語を超えたところにあるのが真理であるなら、それは私たちには理解できないのか。数式を含んだ言語を超えたところにあるかもしれない真理にむかって言語は発展していっているのか。言語が発展するとは、その構造の発展だろうか。言語の構造はその偶然性に…

その393

真理か真理ではないか。それは議論の余地のないことであり、真理だと考えられることでもない。真の理として実在することはそのようにすでにあるのであり、生み出されるものではない。何かがそこにあって、その訳が確かにある。真理とは理である限り、それは…

その392

真理かいなか。いや、真理とは何か。それが真理であるなら、まさしくそれが真理でなければならない。完全に正しく、それがだれにとっても間違いのないことであることを真理としたとき、それが真理であっても、それを真理と考えない人がいても真理は真理とし…

その391

信じるか信じないかではなく、事実か事実でないかといった捉え方があるが、事実を抑えていって知ったからといっても、それで理解しようとしていることが理解できるわけではないことがあるとき、何かしら考えていき、こうではないかといった考えを持つことに…

その390

空間と何か。存在しているものが実在するための場だろうか。空間があるから何かが実在していて、それなら、空間の実態により、何かが存在することに影響がある。空間がいかなるものか。いや、空間はあるのか、ないのかすらはっきりとしていない状況で、空間…

その389

未来とはいまだ何も書き込まれたことのない情報空間として、そうしたまっさらな情報空間自体、その時空間に実在していると考えていいのかどうか。起こったことから明らかになるはずの世界において、起こっていないことをそれとして含んでいる場は実在するだ…

その388

世界はその自然において複雑な流れを抱え込んだ姿にあるのではないか。世界がひと続きの流れでできあがっているはずはない。相互に関連をしつつ、かつ、関連のないあり様で、いくつもの流れを抱え、生み出していっているのが世界ではないか。流れが流れるた…

その387

現在において起こっている現象のあいまいさとは何か。認識内においてあいまいなだけなのか。認識しようとすれば、起こっていることがあいまいにしか捉えられないことを意味するのか。それとも、その自然においてあいまいなのか。その自然にとってあいまいで…

その386

時間はそれがあるからといっても、それがいかにあるか、つねに運動しているものを止めて捕らえることができない以上、時間は認識の中に完全に収まることはない。だからといって存在しないというのではない。存在するが認識しきれない。それが時間と私たちの…

その385

あるのはいったい何か。現在だけしかないのか。存在するものがすべて時間のもとにあるとするとき、時間の運動がすべてを存在させているのではないか。運動する時間の実在により空間的広がりが実在するのではないか。時間のないところには何もない。時間が生…

その384

仮に、この世界に在らん限りの過去から未来までの広がりがあって、そこを移動するように実在していると考えてみるとどうだろうか。そうなると、すべては決まっていることになる。在らん限りの過去から未来まで、何が起こるかすべてきまっていなければ、在ら…

その383

存在するか、しないか。それは排中立にあって、存在するものは存在し、存在しないものは存在しない。では、存在するものはいつまで存在し、いつから存在しないのか。昨日、そのようにあったりんごはもはやどこにもない。ただそのりんごは現在においてなら、…

その382

りんごが何なのか、根源的には知っていないはずだが、りんごは確かに実在するし、見れば、それがりんごだとはわかる。かじればりんごの味がする。味だけがりんごの実態ではない。りんごとは何か。その問いに答えうることはできない。こういう特性がりんごに…

その381

何かを定めるとき、そこにはメタな定義が連鎖的に実在する必要がある。りんごとは各各然然であるとなったとき、その各格然然がなんであるかを言葉にしなければ、なんのことかわからない。いや、言葉にしたところで、それが何であるかはっきりするだろうか。…

その380

世界で起こっていることに例外的な現象は実際にあるのか。いつもと違うことが起こるのが当たり前であれば、例に漏れる現象は実在しない。ただの一度しか起こらないことがあるなら、それは例外かもしれないが、それに類似した現象が起こることが前提になる。…

その379

起こっていることがあり、その意味が世界において似ていることと似ていないことがあるとする。そのとき、多くの似たことがあるなかに、わずかにしか起こらない現象があると考えることができる。わずかしか起こらない現象はならば特殊なのか。よく起こる現象…