2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

その424

言葉になっていないことでも認識している可能性は大いにある。というか、言葉になっていることだけを認識しているわけではないのは言うまでもない。言葉になっていないから知らないというのではないのかもしれない。あれこれと言葉になっていない状況でも私…

その423

言葉の限界とは何か。たとえば、認識の限界だろうか。言葉そのものが持つ機能の限界を言葉それ自体は超えることができずとも、その言葉をもとに行われた認識の獲得は、つまりは感性に由来することで、感性は言葉を超えた実在ではないか。認識は言葉を超えた…

その422

言葉は現場で起こったことを生のまま捉え返して表現することはできない。言葉はいかようにも加工可能ではないか。あることを伝えたいとき、そのために現場がどうだったかは関係なく、伝えることを目的とし、言葉は加工される。確かにそうだったかもしれない…

その421

事実は言葉となって知られるとき、果てして、言葉が事実をあますところなく示し切れるのかといった問いがどうしても残る。起こったことがあったその現場の生な感じは言葉にすると途端に消え去ってしまうのではないか。現場にあったのは言葉だけではない。言…