その408

 永遠普遍な何か、それは有か、無か。なにかしら無それ自体はつねにある。有はその変遷にあり、永遠普遍ではない。有ではない完全な無それ自体はつねに実在し、それ故に、普遍ではないか。どんな無か、それは問われない。無それ自体は一切の言及を受け付けない。それ故に無であり、それは普遍的ではないか。