その486

 普遍的なことは言語化可能なのかどうか。普遍的であることそれ自体の実在について、何をもって正しいとするのか。永遠にそうであることが普遍なら、それは実在しないのではないか。つまり、いつか何もなくなってしまう可能性にある世界にいるとき、永遠に何かがあること自体が怪しいのである。永遠に何かがあることが不可能であるとき、何かが普遍的であることとは何か。