その374

 おわりのあるなしについて、いかに判断がなされるか。終わった瞬間においては認識主体も終わることになり、その時点で終わったかどうかを認識することはできない。死んだ自分を認識することができないように、世界が終わったとしても、その終わった状況を認識することはできない。