その501

 完全な認識が完全あることをいかに保証可能か。完全さは認識内にしかない。認識外には完全さも不完全さもない。ただそのようにある。それが正しいといえば正しいが、正しいといえば、間違いがあることになり、ただそれがそのようにあることにおいては、正しさも間違いもない。ただそのようにある。それ以上の言葉はいらない。いや、禁止すべきだ。余計な言葉にすることでおかしくなる。