その413

 下手に考えて答えがでて、それを実行する根拠となることがあるとき、考えること自体に危険性がはらんでいるといえるのではないか。合理的に考えられたことがすべて正しいわけではない。それを実行することでどうなるか、さらにそこを考えなければならない。あるいは、想像するといったこと。合理性はそれだけでは危険がともなう。実際の現実について想像を含まらしたうえで実行するべきであり、あらゆる合理性やロジックは現実についてのイマジネーションのうちに含まれた現実であると考えるべきだ。まずさきにあるのは現実である。合理性ではない。ロジックではない。現実は合理性を含むがその合理性がすべてではない。あらゆる合理性は部分的ではないか。部分的に合理的な現実とはそのシステムのことであり、現実はその部分において合理的なシステムでできている。全体はカオスではないか。