その195

 水は水となることで水であることが可能となるといった見方からすると、存在するものは何もがある枠組みを存在の流れの中から与えら得たうえで存在することのなったと考えられる。水がなぜ存在するかを考えていった時、その因子が確かにあるが、それが揃うためには、存在の流れのなかから取捨選択されなければならない。選び抜かれた因子は結合することで、存在の流れにおいて、ある個別性をもつ。個別になるためにはその結合がいる。結合のしやすさがそこにはあるのか。結合しやすいことが多く、存在の流れの中に含まれると考えられる。地球には水が多くがあるが、それは結合がしやすいことが原因か。いや、存在の流れのうちになんらかの理由が隠されていそうだが、その原因はたやすくわからない。

 存在は流れつつも、一連の構造にあるのではないか。地球があるのは存在の流れのうちにある一連の構造が原因ではないか。地球に含まれる現象はそのすべてがつながっていると考えられるのか。つながっていることとは何か。いかなる状況のことをいうのか。つながっているなら、つながっていないこともあるのではないか。